材質

それぞれ、天板や上棚のそれぞれの材質の組み合わせによって値段が違ってきます。
一概には言えませんがおおよその目安として以下のような分類ができると思います。

机本体 上棚 価格
天板 側板 天板 側板
MDF フラッシュ フラッシュ フラッシュ 低価格帯
天然木
ゴムノキ
フラッシュ MDF MDF 普及価格帯
天然木
ナラ材
フラッシュ 天然木 ナラ材 高価格帯
天然木
ナラ材
ナラ材 ナラ材 ナラ材

天然木(集成材)

 一番使われているのがゴムノキです。一見資源の無駄遣いのように感じますが、ゴムノキは約30年を経過するとゴム採取の役目を終わり、新しい若木を植林する為に切り倒されます。かつては燃やすしかなかったのを家具用材として使用するようになりました。決して資源の無駄遣いだけではないようです。
 高価格の机は、タモやナラの無垢材を使っています。家具用材としては、高級家具で使われるナラ材を使う事により、木目のきれいな天板で風格を出し他と区別化ています。ナラ材の他にもパインなどの特徴のある材質も使われています。

無垢材の性質として反りや割れは避けられないものです。この性質を無くす為これらの材を集成材とします。集成する事により均質な広い板面が作ることができるようにもなりました。

天然木突板

 合板やMDFの表面に、美しい模様のある天然木の薄い板を張ったもので、無垢材特有の質感があり、その木材の特徴的なきれいな木目が生かされます。それに対して木目を印刷したプリントを張ったものをプリント合板と言います。
天然木突板は質感を高める為に、机の天板などに使われます。
机の側板などはプリント合板を使う事が多いようです。

MDF(中質繊維板)

 木材チップを原料とし、その木材繊維を樹脂系接着剤で再成型したボードです。寸法安定性、加工性に優れるMDFは建材や家具、住宅設備機器等に広く使われています。材質が緊密で反りなどの狂いがないのと、製材する時に発生する端材を原料とする為、限りある資源の有効利用として近年注目されています。

フラッシュ構造

木や低質繊維板で骨組みを作り枠を組んで、その上にベニヤ板等を張った構造です。押せばたわみます。まれに、通販や本当に信じられない値段の机で天板にも使っているものがあるようですが、これを天板に使ったものは、辞書等を落とすだけで穴があいたりします。天板を押してみてへこむようなら避けたほうがよいと思います。
机の側板などで、特に強度を必要としない所は、プリント合板のフラッシュが使われたりしています。


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